私は今まで、自分のおかれた環境は
「それを必要とされているから」と受け止めて生きてきた。

たとえば仕事。
自分が現場の管理を任されるに至ったことも。
自分の部下(仲間)と患者さんとお店を守るためには必死で働かざるを得なかった。
でもそれを必要とされていたし、
また自分に課せられた現実から逃げることは私にはできなかった。

プライベートも。
出会いも別れもあったけれど(詳細は省くが)、
そのときそのときに自分にとって必要な人が傍らに居てくれていた。
それがそのときの自分に必要だったんだなぁ・・・と思う。

でも。自分の病気については受け止めきれないでいる。

ここ1ヶ月くらいの間、ずっとそのことを考え続けた。
抑うつ状態だったと思う。
その自覚は十分にある。
精神科なり心療内科なりに行こうかとも思った。
でも薬を服用しても、原因はなくならないなら同じ事。
誰かにすべてを感情まるだしでぶつけることができれば楽だろうが、
性格上そんなこともできなかった。

この年齢でなぜ「ガン」にならなくちゃならないのか?
医学的には手術を出来て摘出できたことは、むしろ幸せだ。

でもその代償に失ったものは、私にとっては大きかった。
臓器摘出で子供を産めない体になった。
それが「欠落感」「不完全感」として私にのしかかってきている。
平たく言えば「自分はもう女性ではないな」ということだ。
ものすごく後ろめたいのだ。

リンパ節郭清によってリンパ液の流れが悪くなり「リンパ浮腫」の状態を呈している。
「むくみ」とか「浮腫」とか言うと簡単に軽い症状を思い浮かべる人が多いが、なかなか厄介な相手だ。
弾性ストッキングの常時着用とかマッサージとか対応はしているが。
いつかこれが不可逆的に進行していくのかと思うと気が滅入る。
リンパ浮腫予防のための行動制限とか生活注意もまた、より一層気が滅入る。

いわゆる「女の幸せ」もなくて。
仕事も元通りには出来なくて。
お酒も飲めなくて。
疲れないように、とか。
運動も今までの1/2くらいでね、とか。
再発・転移の不安とか
(果てしなく続く)

    ・
    ・
    ・
    ・

そのあげく、外見までも奪うのか!

ふざけんなーっ!!!!

以上、愚痴でした。
楽しくない話題ですみません。
ちょっとすっきりしました。

私は負けませんぜ。

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